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■BMW、六本木ヒルズでアート・カー展

2008年04月12日

 
  
 
 
 デイヴィッド・ホックニー、ロイ・リキテンシュタインといった有名アーティストがペイントしたBMW車を展示した「透明なスピード〜BMWアート・カー展〜」が4月11日、六本木ヒルズの森アーツセンターギャラリーで始まった。BMWアート・カーコレクション誕生30周年を記念して2005年から始まったワールドツアーの一貫として開催、5台のアート・カーが展示されている。

アート・カーコレクションは美術競売人でレーシング・ドライバーでもあったエルベ・ポーランが友人である彫刻家のアレクサンダー・カルダーにBMW車のペイントを依頼したのが始まり。1975年からスタートし、これまで15人のアーティストが参加している。5月にはオラファー・エリアソンが手がけた16台目がドイツで公開される。1990年には日本人の加山又造氏が制作している。

今回、フランク・ステラ、デイヴィッド・ホックニー、ロイ・リキテンシュタイン、A.R.ペンク、ジェニー・ホルツァーが手がけた5台が展示されている。会場の空間設計は建築家、青木淳氏が手がけた。雲をイメージしたという長短様々な1万本の透明パイプを天井からつり下げ、それに光をあてることでクルマならではのスピード感が感じられるようになっている。

会場ではペイントされたBMW車を間近に見られるだけでなく、発案者であるエルベ・ポーランがアート・カーについて語る映像や、デイヴィッド・ホックニーらが制作している作業風景などを映像で見ることができる。デイヴィッド・ホックニーはクルマの内部、エンジンやシートに座る人、愛犬などを描いたユニークなアート・カー。ロイ・リキテンシュタインのアート・カーはル・マン24時間レースでクラス1位という成績を残している。

6月8日まで、森アーツセンターギャラリー(東京・六本木ヒルズ森タワー52階)で開催。入館料は一般1000円、高大生800円、4歳−中学生500円。日本での開催後は米国、カナダ、欧州などでの公開が予定されている。東京・丸の内のBMW グループスタジオにはアレクサンダー・カルダーが手がけた初代のアート・カーを展示している。こちらは5月11日までで入館料は無料。

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