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デトロイトモーターショー09】BMW Z4 新型、待望のデビュー

2008年12月24日


BMWは14日、新型『Z4ロードスター』の写真を公開した。
2代目モデルは、初代のソフトトップから全天候型の
電動メタルルーフに進化。高級ロードスターの資質を
大幅に引き上げて登場した。

注目の電動メタルルーフは軽量なアルミ製で、
2分割されてトランクに収納される。トップの開閉は
スイッチひとつで、開閉にかかる時間はわずか20秒。
クーペとオープンが簡単に切り替えられるのは、
新型の大きな魅力だ。

外観は初代と同様に、直6エンジンを車体中央寄りに
搭載するため、ロングノーズの古典的
スポーツカースタイルを採用。しかし、フロントの
キドニーグリルはワイド化され、ヘッドランプも
『3シリーズ』のようにシャープなデザインが与えられている。

また、サイドではリアフェンダーのボリュームがアップし、
後輪駆動である点がいっそう強調された。
リアは横長デザインのテールランプを採用。
初代の特徴だったトランク中央の
盛り上がりは、かなり抑えられている。

ボディサイズは全長4239×全幅1790×全高1291mm。
初代よりも139mm長く、10mmワイドで6mm背が高い。
2496mmのホイールベースは共通だ。

グレード名には「sドライブ」が付く。これは4WDの
『X6』や『X5』の「xドライブ」に対して、新世代の
FR駆動を提案する意味で名づけられた。
コアとなる技術は電気機械式ディファレンシャルで、
さらにダイレクトなハンドリングを実現しているという。

エンジンはストレート6のみで、「sドライブ30i」が
3.0リットル直6(255ps、30.4kgm)、
「sドライブ35i」が3.0リットル直6直噴
ツインターボ(300ps、41.5kgm)を搭載。
欧州向けには2.5リットル直6の「sドライブ23i」も用意される。

ミッションはsドライブ30iが6速MTと6速AT。
sドライブ35iは6速MTと7速ATだ。0-100km/h加速は、
sドライブ30iが5.9秒、sドライブ35iが5.3秒。
最高速度はどちらも240km/hと公表された。

前後重量配分は49対51と理想的なバランスを実現。
タイヤは17インチのランフラットが標準だ。
スイッチ操作で3モードのサスペンションセッティングが
選べる「ダイナミックドライブコントロール」も採用された。

インテリアは初代では左右一体のフラットな
ダッシュボードデザインが特徴だったが、
新型は左右独立タイプに変更。インパネ中央には
空調などのダイヤルを4連で並べ、クラシカルなイメージを演出した。

また、シフトノブの手前には「iドライブ」の操作スイッチをレイアウト。
AT車のステアリングホイールにはパドルシフトが装着される。
ナビゲーションのモニターはさらにワイド化されている。

新型Z4ロードスターは2009年1月のデトロイトモーターショーで
正式公開。欧米では2009年5月から販売がスタートする予定だ。

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