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■ベンツCLS500エンジンオイル漏れ修理
2009年04月26日
本日も昨日に引き続き、何だかスカッとしないお天気ですね。
さて、気を取り直して本日のご紹介させて頂く車輌は、
05年 ベンツCLS500です。
美しいボディーラインに洗練された内装美、走りも何所へでも
行きたくなる程のエンジンフィール。
ですが、走行3万キロ弱でのエンジンオイル漏れ。
Sクラス、Eクラスと5000ccクラス共通のV8エンジン。
(原動機型式:113)
弊社の統計では、結構多い症状です。
漏れの個所は、タペットカバーパッキンからの漏れ。
カバーを外すとこんな感じです。
結構、こってりと漏れております。
横からのカットです。
ヘッドカバーの上にある4個並列している四角い黒い物体から取り外します。
解説:四角い黒い物体
近年では、各メーカーさんも採用しているダイレクトイグニッションコイル
と云うもので、一気筒にあたり一機つける事で、スパークプラグの発火を
安定させ、エンジン内部の燃焼効率を上げる役割があります。
ダイレクトイグニッションコイルを外した図です。
ご注意!!
お分かりになる方も多いでしょうが、漏れたオイルが
インマニーホールド(マフラーの付け根)に付着すると
オイルが燃えて火災の原因になる事もあり、またプラグホール
にオイルが侵入してエンジン不調も招きます。
必ず、点検でお預かりした時にはチェックする個所です。
ヘッドカバーを開けるとこんな感じです。
エンジンオイルは、まめに交換して頂いてるので
内部は、とても綺麗です。
上が既存のタペットカバーパッキン
下が新品のタペットカバーパッキン
見た目では、劣化具合はあまり見受けられないですが
所々、ゴムが痩せてる個所があります。
オイル付着部を綺麗に清掃してから組み付けます。
V8エンジンなので、片方4気筒づつあり
もう片方も同じ工程で作業致します。
左右のパッキン交換後、しばらくこの状態で暖気運転します。
オイルが漏れないことを確認した後、カバーを取付、完了です。
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