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■04年式 ベンツSL350 異音点検修理
2009年06月05日
本日のご紹介車輌は、04年式 ベンツSL350(R230)です。
オーナー様から、運転席後方からドンドンと音がするとの事で
入庫しました。
確かに大きな音でして、例えるなら空っぽのトランクにボーリング球を
入れておくとこんな音がするのかな?
何となく、想像出来そうな音質だと思います。
早速、工場で点検作業に取りかかります。
↓
結果、音の原因はガソリンタンク本体からです。
解説
ガソリンタンクの中身が、走行中にガソリンが揺れて
『チャポン、チャポン』と音がするのを防ぐ為に
タンクの真ん中に仕切り板が付いております。
その仕切り板が経年劣化で外れてしまいタンクの中で
激しく動いてドンドンと音が発生して、最後にはタンクを
破ってガソリンが漏れ出すという結果にもなりかねないトラブルです。
この車種のガソリンタンクは、運転席の真後ろに配置しており
トランクとシートの間にあるイメージです。
交換作業に入ります。
まずは、バリオルーフをオープンにして作業をしていきます。
シート後のカバーから外していきます。
次に、リヤスピーカー等外していきます。
お次は、トランク側から作業します。
トランクのインナートリム全て外します。
ここまでも、結構大変な作業です。
黒いカバーを外すとやっと、燃料タンクが見えてきました。
燃料がこぼれないようにそーっとタンクを外します。
上が旧ガソリンタンク
下が新ガソリンタンク
新しいガソリンタンクを取り付けます。
途中、バリオルーフの作動状況も確認しながら
パーツの組み付けをして完了です。
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