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■04年式 ベンツS500(W220) 高速走行時の振動点検修理
2009年06月21日
数あるホームページの中から、このブログを見てくださっている方々
有難う御座います。
これからも、皆様方のカーライフの参考にして頂けるような整備事例を
ご紹介させて頂く所存です。
さて、本日の入庫車輌はメルセデスベンツ S500(W220)です。
ここ何週か、メルセデスベンツが続いておりますが、決して故障が多い訳では
御座いませんので、ご留意下さい。
症状:時速150Kmから、車体全体の揺れが激しいので見て欲しいとの事で入庫。
(ユーザー様は、遠方へ出かける事も多く、日常的に高速道路を走行することが多い方)
まずは、基本中の基本、タイヤのチェックから・・・・。
タイヤの外傷、空気圧は、以上なし。
念のためにホイールバランスをとってみてから、ロードテストへ。
揺れ自体は、いく分マシになった感じはするが、直接の原因は車体側に
問題が有りそうとの判断で、リフトアップしての下回り点検をさせて頂きます。
下回りの点検結果、原因はプロペラシャト部分でのガタツキがあり
各パーツの交換が必要と判断。
※解説:プロペラシャフト
エンジンの動力を後輪へ伝える為の長ーい棒状の物。
エンジン→AT変速機→プロペラシャフト→デフ→ドライブシャフト→リヤタイヤ
の順で動力が伝わります。
早速、プロペラシャフトを外し、分解に取り掛かります。
写真に収まらないくらいに長いです。
*****交換部品一覧*****
☆プロペラシャフトセンターマウント
☆プロペラシャフトセンターベアリング
☆プロペラシャフトディスクジョイント前後
☆マフラーの吊りゴム(劣化があり、追加交換)
☆リヤブレーキパット(磨耗の為、追加交換)
今回の症状の主たる原因のセンターマウントとベアリング
分解するとこんな感じになります。
右が旧パーツ
左が新パーツ
上記のパーツがディスクジョイントです。
しっかりしたゴム質のパーツで、主にAT変速時のショックを和らげる
働きがあります。
組み付け作業に入ります。
激しく回転する個所ですので、慎重に、丁寧に、確実に
組み付け作業を行います。
マフラーの吊りゴムも振動の原因になりますので交換します。
最後にリヤブレーキパットの交換作業です。
新品のブレーキパットです。
外したブレーキパットです。
残量3mmといった具合です。
交換後は、こんな感じになります。
全ての作業完了後に、お客様とロードテストしてきました。
ベンツ本来の高速安定性がよみがえり、時速150Kmでも片手ハンドルで
余裕の走り。
ご満足頂いての納車となりました。
めでたし、めでたし。
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