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■BMW、5シリーズグランツーリスモを本国で発表

2009年09月15日

ビー・エム・ダブリューは、新型車『5シリーズ グランツーリスモ』を
ドイツ本国で発表した。
 
 5シリーズ グランツーリスモ』は、ユニークなスタイルによって
優雅さ、スペース、快適性、多様性を融合。
まったく新しいセグメントを開拓したモデルである。
 
 タイリングは、伸びやかなシルエットやクーペを思わせる
ルーフライン、4枚のドアを備える。フロントビューは、
キドニー・グリル、大型のエア・インテーク、
片側2灯式の丸型ヘッドライトにより、力強い躍動感を
表現するとともに、LEDテクノロジーを利用した
コロナ・リングを初めて装備。リヤ・エンドは、
LED式のL字型リヤ・コンビネーション・ライトにより、
ワイドでパワフルかつ引き締まった特徴的な外観をアピールする。
 
室内は、フレキシブルなレイアウトが可能で、
クーペに似たシルエットを持つクルマにしては驚くほど
ゆったりとしている。標準的なポジションにした場合、
後席は7シリーズに匹敵するレッグルームと、X5と
同程度のヘッドルームを確保。この状態でも、
ラゲッジ・ルーム容量は440リッターを実現すると同時に、
後席背後のパーティションによってパッセンジャー・セルと
ラゲッジ・ルームを別々に隔離できる。
 
また、後席シートは、それぞれフロント方向に最大100mmの
調整が可能で、この場合、5 シリーズ・セダンと同等の
レッグルームを確保したまま、ラゲッジ・ルーム容量を
590リッターに拡大。さらに後席のバックレストと
パーティションをたたむと、ラゲッジ・ルーム容量は
最大の1700リッターまで拡張ができる。
 
このクルマ最大のポイントとなるのは、2ピース構造テールゲート。
リヤウインドウ下に装備されたトランク・リッドを使えば、
テールゲートを閉めたままでもセダンのように
荷物を積み込むことが可能。
大きくかさばる荷物を載せる場合は、大開口のテールゲートを
使用するという、2パターンの使い方ができる。
 
 ラインアップは、“535i グランツーリスモ”、
“550i グランツーリスモ”、“530d グランツーリスモ”の
3グレードで、それぞれ最新のドライブ・トレーンを搭載。
ツイン・ターボ、ハイ・プレシジョン・インジェクション、
バルブトロニックを初採用した直列6気筒エンジンを
搭載する“535i”は、最高出力306psを発生。
ツイン・ターボを装備したV8エンジンを搭載する
“550i”は407ps、オールアルミ製クランク・ケースと
コモンレール式ダイレクト・フューエル・インジェクションを
装備した最新世代の直列6気筒ディーゼルエンジンを
搭載する“530d”は245psを誇り、
いずれのエンジンもEU5排出ガス規制に適合。全モデルとも、
8速ATを組み合わせる。
 
シャシーでは、フロントに大部分をアルミ製とした
ダブルウイッシュボーン式、リヤにBMW独自の
インテグラル式を採用し、リヤはエアサスとなる。
また、シフト特性に加え、アクセルペダルの制御特性や、
パワー・ステアリングの補助力特性も制御する
“ダイナミック・ドライビング・コントロール”を標準装備。
ダンパー・ストロークを無限に変化させる
“アダプティブ・ドライブ”をオプション装備設定する。
 
このほか、フロント/サイドエアバッグ、
サイドヘッド・エアバッグ、アクティブ・ヘッドレスト、
ランフラット・タイヤ、ストップ&ゴー機能付き
クルーズ・コントロール、車線逸脱警告システム、
BMWナイト・ビジョンなど、安全・快適装備も充実する。
 
 なお、日本導入は未定となっている。

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