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■ロールス・ロイス ゴーストが国内デビュー
2009年10月05日
新型車“ゴースト”を発表、同日予約受付を開始した。
ロールス・ロイス ゴーストは、今年3月のジュネーブショーで、
“200EX”の名でその登場が示唆されていたブランニューモデルだ。
位置づけは、既存のファントムが、いわゆる
ショーファードリブン(運転手付きで乗るクルマ)としての
色彩が強いのに対し、ゴーストは、ユーザーが
自らステアリングを握り、運転を愉しむことのできるモデルとされる。
ファントムとの対比から、“ベイビーロールス”と
呼ばれることもあるゴーストだが、実際は
ベイビーというほど小さくはない。
サイズは、全長5399mm×全幅1948mm×全高1550mm、
ホイールベースは3295mmあり、多くのプレミアムLクラスより大きい。
パルテノン神殿をモチーフとした大型のラジエターグリルや
コーチドアなど、ロールス・ロイスの伝統的な
要素を受け継ぐ部分と、コンテンポラリーな
デザインとの融合がひとつの特徴といえる。
搭載するエンジンは、排気量6.6リッターV12ツインターボ。
その昔なら排気量は6.75リッターとするのが
「お決まり」だったが、そういった点に固執せず、
ファントムのスペック(6.75リッターV12・460ps)をあっさり上回った。
最高出力は570ps/5250rpm、最大トルクは79.5kg-m/1500rpm。
このハイパワーユニットに、8ATを組み合わせ、
2360kgのボディをわずか4.9秒で100km/hの世界へと導く。
ドライバーズカー的な要素と同時に、後席の乗員をもてなす
装備も追求されており、マッサージ機能やベンチレーション
機能を備えたラウンジタイプのリアシートが設定される。
サスペンションは、フロントがダブルウイッシュボーンで、
リアがマルチリンク。エアサスペンションに
電子制御ダンパーを組み合わせた足まわりである。
価格は、2900万円。デリバリー開始は2010年春頃が予定されている。