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■独BMW、M3 GTSを発表

2009年11月09日

独BMWは、BMW M3に排気量アップや軽量化などの
チューニングを施したスペシャルモデル"M3 GTS"を、
2010年春より本国で発売すると発表した。

 M3 GTSは、BMWの子会社であるM社がサーキット
走行を楽しむエンスージャストに向けに開発した
受注生産モデル。クラブイベントなどのサーキット
走行をさらに楽しめるように、走行性能を高める数々の
チューニングを施している。

 GTSならではのポイントとして、車体の軽量化やエンジンの
出力アップが筆頭に挙げられる。軽量化の手法は、
チタン製サイレンサーの採用、センターコンソール
およびドア内張りの軽量化、リアシートの取り外し、
オートエアコンの簡素化など。防音材も取り除かれる。

 エンジンは、排気量が4.0リッターから4.4リッターに
高められ、最高出力は450hpを発生する。
ピストンをはじめとする構成パーツに専用品が使われており、
クランクケースは軽量化のためベッドプレート構造を採用、
素材にはアルミニウム/シリコン合金を採用するなど
軽量化を徹底している。このほか独立式スロットルバタフライの
採用や、高い横Gがかかっても安定したオイル供給を行う
潤滑システム(ウェットサンプ式)など、
モータースポーツのノウハウを活かしたM社ならではの
チューニングが施される。

 さらに、強化型サスペンションやツーリングカーレースの
ノウハウをフィードバックしたエアロダイナミクスパーツなどを採用。
パワーアップにあわせブレーキもフロント6ポット、
リア4ポットの高性能システムを奢るなど、
レーシングカーばりの本格チューンが施されている。

 ノーマルでも高い性能を秘めたM3のパフォーマンスをさらに
レベルアップしたM3 GTS 。エンスージャストには
たまらない1台といえるだろう。

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