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■iQ がアストンマーチンに変身…

2009年12月19日

アストンマーチンは16日、コンセプトカー『シグネット』
(CYGNET)の写真を公表した。トヨタとの
コラボレーションにより、『iQ』をベースにした
ラグジュアリーコミューターが完成した。

アストンマーチンの現行車種体系は、『V8ヴァンテージ』
『DB9』『DBS』など、大型スポーツカーが中心。
しかし、アストンマーチンは将来的に、環境性能に優れる
小型車のラインナップが不可欠と考えている。
そこで、トヨタとの連携により、iQをベースにしたシグネットが誕生した。

今年6月、アストンマーチンはシグネットのクレイモデルの
写真を公開。そしてこのほど、実車が完成。
その内外装が初めて明らかになった。

外観はiQをベースにしながら、ルーフやサイドドア、
リアフェンダーを除くパネルを専用設計。
フロントにはアストンマーチンのアイデンティティ、
台形ブライトフィニッシュグリルが装着され、ボンネットには
2つのエアインテークを追加。紛れもなく
アストンマーチンの表情を生み出している。

細かく観察すると、ドアハンドルはiQのグリップタイプから、
ボディ埋め込みタイプに変更されている点に気づく。
このあたりにも、アストンマーチンのこだわりが表現されているようだ。

圧巻は室内だろう。レッドレザーを基本にブラックレザーを
組み合わせた空間は、ベース車両がiQとは感じさせない高級感。
アストンマーチンならではのクラフトマンシップが、
ふんだんに注入されたインテリアである。

アストンマーチンは「シグネットは小さくても存在感があり、
環境に優しくクリエイティブな車。アストンマーチンの
プレステージ性も表現した」と自信たっぷり。
2010年も引き続いて開発テストを行い、
市販につなげる方針だ。このアストンマーチン版iQ、
価格次第ではヒットしそうな予感がする。

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