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■MINI、4ドアの新型クロスオーバーを発表

2010年01月22日

独BMWは20日、MINIブランドとしては4番目のモデルとなる
新型クロスオーバー“
MINIカントリーマン”を発表した。

 
MINIカントリーマンは、クラシカルなイメージとモダンな
スタイルを融合させた新世代のクロスオーバーとして登場。
MINIブランドにとってはMINIMINIコンバーチブル、
MINIクラブマンに続く第4のボディバリエーションで、
初の4ドアモデルとなる。

 エクステリアは、
MINIの可愛らしいデザインテイストは
そのままに、バンパー部分の厚みを増してタフなイメージを演出した。
ボディ延長にともない6ライトとなったサイドウインドウや、
丸型から多角形タイプとなったヘッドライトなどが主な特徴。
さらにリアゲートの大型化に伴い、ナンバーの取り付け
位置もリアバンパーへと移された。ホイールは
16〜19インチまで選択できる。

 インテリアは、オリジナル
MINIの雰囲気が色濃く残された。
アナログ式のセンターメーターは、円周部分のみに
目盛りが刻まれ、中央部にはオーディオや携帯電話、
車両情報といった各種操作&インフォメーション情報が映し出される。
さらにセンタートンネル部にはレールが敷かれ、
カップホルダーや小物入れなどが前後にスライド可能な点も
ユニークだ。リアシートはセパレートタイプの2人掛けが標準だが、
無償オプションでベンチシートの3人掛け仕様も選べるとのこと。?

 全長は約4.1mで、
MINIより400mm、クラブマンより165mm長い。
3人掛けのリアシートでは40:20:40の分割可倒式。
ラゲッジスペースは通常状態で350リットル、リアシートを倒すと

1170リットルまで拡大できるという。

 パワーユニットにはガソリン3種、ディーゼル2種をラインアップ。
いずれも排気量は1.6リッターで、ガソリン仕様の高性能モデル
MINIクーパーS カントリーマン”では、ツインスクロールターボを
搭載し、最高出力184ps、最大トルク24.5kg-mを発生。
燃費は欧州複合モードで16.4km/L、CO2排出量は
146g/kmの低い数値を実現した。その他のガソリンモデルは、
MINIクーパー カントリーマンが122ps&16.3kg-m、
MINI ONE カントリーマンは98ps&15.6kg-mで、
いずれもNAユニットが搭載される。

 一方、
MINIクーパーD カントリーマンと
MINI ONE Dカントリーマンの2種類のディーゼルターボ
搭載モデルも設定される。スペックは前者が112ps&27.5kg-m、
後者は90ps&21.9kg-mで、90ps仕様は燃費値が
23.3km/L、CO2排出量113g/kmの低エミッション性を誇る。
トランスミッションは6速MTと6速ATが選択可能で、
クーパーS カントリーマンと、クーパーD カントリーマンには
オプションで4WDも用意されている。

 また、ブレーキ回生システムや、オートスタートストップ
(アイドリングストップ)、シフトアップを促す
ギアシフトインジケーター、さらにエンジン補機類を
オンデマンドで管理するシステムなどにより低エミッション化を追求。
クルマの楽しさを最小限の力で最大限に引き出す“
MINIMALISM”の
コンセプトはしっかりと継承されているようだ。

 4ドアで荷物もたくさん詰める
MINIカントリーマン。
MINIのスタイルと利便性の高さの両方を求める欲張りな
ニーズにもしっかり応えてくれそうだ。

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