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■アウディ、RS5をワールドプレミア

2010年02月22日

アウディは、3月に開催されるジュネーブショーに、A5ベースの
高性能バージョン“RS5”を出展すると発表した。

 A
5シリーズにはすでに高性能版としてS5シリーズ
設定されるが、RS5は、さらにその上をゆく最高峰モデルだ。

 アウディの関連会社クワトロGmbhによって開発された
2ドアクーペは、S5と同じ4.2リッターの排気量でありながら、
それよりも100hp近い出力アップを実現。スペックは、
最高出力が450hp/8250rpm、最大トルクは43.9kg-m。
ターボやスーパーチャージャーに頼らず、NAで1リッターあたり
107hpの高出力化を達成した。

 トランスミッションは、パワーアップにあわせて各部が強化された、
7速Sトロニックを搭載する。パドルシフトが備わるほか、
運転モードをオート、コンフォート、スポーツの3つから選択でき、
かつレーシングスタートに効果的な“ローンチコントロール
”機能を搭載した“アウディドライブセレクト”を備える。

 0-100km/hタイムは4.6秒と、スーパーカー顔負けの実力。
最高速度は通常は250km/hに制限されるが、
リクエストによりリミッターの作動速度を280km/hにも変更できるという。

 4輪にトルクを分配するクワトロシステムには、センターデフに
クラウンギアを用いた最新式のものが搭載された。
高い伝達効率と軽量コンパクトな設計が特徴の新しい
クワトロシステムは、通常はこれまでと同じように
前後40:60のトルク配分を行い、必要に応じてフロントに
最大70%、リアに85%のトルク配分が可能となった。
また、タイトコーナーなど内輪が空転を起こすような状況では、
内輪の駆動力を制御することで、ヨーモーメントを生みだすという。

 エクステリアは、チャコールグレーのメッシュが特徴的な
センターグリルやワイドフェンダー、シルバーアクセント付きの
バンパースポイラー、マットシルバー仕上げのドアミラーなどが特徴。
内装はブラックを基調に、カーボンパネルなどを用いて
スポーティな雰囲気を演出した。

 RS5は、ヨーロッパでは今春より販売が開始される。
価格は、7万7700ユーロ(約963万円)から設定される。

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