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■ベントレー、ミュルザンヌを国内発表

2010年03月18日

ベントレー・モーターズ・ジャパンは16日、ベントレーブランドの
新たな最上級モデル、ミュルザンヌの国内導入を発表した。
受注生産方式で、7月に受注が開始される。

 このたび発表されたニューベントレーは、伝統的な
4ドアボディをもつ大型サルーン。
前衛的スタイルのコンチネンタルシリーズが新世代ベントレーを
代表するモデルだとすれば、ミュルザンヌは
同社の長き伝統を象徴する高級サルーン。
このモデルはすべての生産工程がベントレー本社のある
イギリス・クルー工場で行われ、職人が手作業でおこなう割合も高い。

 しかしながら、伝統の継承だけに重点をおいたクルマと
いうわけではなくデザインワークや室内装備には
最新の手法も取り入れられており、最新の高級車らしい
仕上がりとされた部分も多く見られる。
デザイン面では、フロントのマトリックスグリルは
伝統を受け継いだ部分。いっぽうヘッドライトや
フェンダーまわりなどの現代的なラインは、
航空産業で用いられているスーパーフォーミング製法と呼ばれる
技術を取り入れた結果生まれたものである。

 内装についても、5週間かけて木目柄が左右対称の
ミラーマッチ仕上げとする手の込んだこだわりや、
ドアハンドル内側に施された握りやすくするための
ローレット加工などは、ベントレーの伝統を感じさせるところ。
いっぽう、センターコンソールのプッシュボタン式の
エンジンスタート/ストップをはじめ、マッサージ機能付きのシート、
標準で14スピーカー、オプションで20スピーカーが選べる
デジタルシグナルプロセッサ(DSP)採用の高性能オーディオなどは、
最新のトレインや先端技術が取り入れられた部分だ。
 
 エンジンは、6.75リッターのV8を搭載し、最高出力512ps、
最大トルク104kg-mを発生。この巨大な最大トルクをわずか
1750rpmという低回転域から発揮するエンジンと、
8速オートマチックとのコンビネーションにより、スムーズで
力強い加速を実現する。0-100km/h加速は5.3秒、
最高速度は296kmに達するという。

 このエンジンは環境にも配慮されており、クルーズ時には
4気筒を停止させて燃料消費やCO2排出量を減らす
気筒休止システムをこのクラスで初めて採用。
CO2排出量と燃費の約15%の削減を実現した。

 価格は、3380万円から。

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