FUKUJU

こんにちは。

前回の投稿から、日が幾分空いてしまったので、本日は、一挙にご紹介します！！

まずは、91年式　ベンツ300ＧＥロングの納車整備の一部を抜粋してご紹介します。



ロードテスト、各部点検をして不具合個所及び消耗品の交換を実施します。



まずは、不具合個所の一つ、時々集中ロックが効かない時がある症状。

助手席側のグローブボックス奥に各ユニットやリレーが配置されてます。



集中ロックを制御しているユニットもこの場所にあります。



各配線の断線等くまなく検査して不良パーツを断定。



基盤の裏側を検査すると、一箇所、通電しない個所がありその場所をハンダ着け
で修理したところ、症状は改善しました。



お次は、グランドチェロキーＬＴＤです。
症状は、運転席側だけエアコンの温風が出ない。



早速、調査開始です。
まずは、オーディオ、エアコンパネルを外して、エアコンフラップの動きを確認します。
といいましても、ダッシュボード一番奥に配置されてるので、ここまで外しても、手を
突っ込んで、正に手探りで診断です。



運転席側のエアコンミックスフラップが作動してないの確認して
次は、フラップを作動させるモーターを点検します。



モーターは作動してました、詰まるところエアコンミックスフラップ付近での
トラブルと断定出来ます。



お預かりした当時は、軽い症状と思っていたのですが・・・・。
ダシュボードを降ろして、全て外さないといけません。



次々と色々なパーツを外していきます。



ここまで、外してエアコンのユニットがやっと見えてきました。



やっとエアコンユニットが外れました。



これがエアコンユニットです、クーラーのエバポレーター等すべて
セットになってます。



お次は、ユニット本体をバラしていきます。



やっと不良個所がハッキリ分かりました。



フラップの付け根の回転軸が劣化により損傷してます。
これだと、モーターが動いても空回りする為にフラップが作動しません。



フラップ部分だけでパーツ供給がありましたので、新品に交換です。
パーツ価格は、約2万円でした。



新品フラップに交換して、もとどりに工程を辿って組み付けしていきます。



メカニックさんお疲れ様でした。

写真だけでも、大変な作業だったと伝わったかと思います。

今回のチャロキーの症状、ディーラーさんにお聞きすると、ちょくちょく同じ症状での
修理入庫があるそうです。
パーツの耐久性、整備のしやすさ、メーカーさんには、深く考えて頂きたいものです。
初年度から、7年経過、走行距離6万キロでの出来事でした。


今回は、もっと色々な車種の整備模様をお伝えするつもりでしたが、
長くなってしまったので、このあたりで失礼致します。




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