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■ビバ・タイガース

2010年07月13日

サッカーのワールド大会で、日本の予想外?の活躍に日本中が湧き立った。
初戦は対カメルーン。これに勝ち一気にボルテージはヒートアップ。
そして次は優勝候補の一角オランダ戦。これには善戦しながらまあ敗退と、
これは充分予想の範囲内。そして次が大事だったのであるが、デンマーク戦。

何と何とこれに勝ち、決勝リーグへ進出となったのである。
こうなると不思議なもので、まあ充分日本も戦えるな、運がよければ勝ち上がり、
夢の目標というより、遥かな目標のベスト4になれないこともないなと、
勝手に妄想が膨らんで、大いに期待を持たせる事にはなった。

確かにサッカーに限らず、スポーツや勝負事は人間が仕掛けるものだから、
絶対という言葉は少なからず裏切られる。結構アクシデントはあるのだ。

だが事実は矢張り事実として厳然とあるのも事実。
パラグアイにはまあ世界のスタンダード対日本の実力という事で敗退。
世界の壁は実に厚いのだ。でもまあ良くやったと賛辞が大半を占めた。

それというのも大会前の試合内容が悪かったからである。
南アフリカへ出発のとき、見送りのサポーターは50人とスポーツ紙にある。
その紙面も一面扱いではなく、中段の報告記事である。それほど期待が少なかった?

だが、だが、その反動のおかげで、思わず喜びは倍加したようである。
ベスト16.まあ本番はこれからと言えなくもないが、兎に角良くやったの絶賛の声、声。

岡田監督も出発前はケチョン、ケチョンに叩かれていたが、今や立派な凱旋将軍。
選手もスター続出で、一気にシンデレラボーイが続出し、海外へ売り手市場となった。
深夜の空港お出迎えは4千人となり、史上最多。スポーツ紙は勿論一面大々飾り。

突発的なお祭り騒ぎとなり、昨今の不景気やら失業、生活苦、
政治の混迷、先の見通しの不安な中での、一時を忘れる出来事ではあった。

だがまだまだ不安な要素は一杯あるようでその一つが相撲界。
名古屋場所は遂にテレビ中継がなくなり、横綱白鳳をして、「やりすぎじゃない」
の思惑を口に出している。

色々諸説があり、どれにも一理があり、大上段の正論の前には言葉がないが、
私などは何を今更との思いも強い。是は是、非は非。是々非々で望めばいいし、
世論に右往左往して軟着陸を探るもいいが、似非や偽善、
建前ばかりの現実社会とみれば、テレビ中継は続けてよかったのではないかと思う。

このような不祥事になると声を大にする論客が多いが、
似たり寄ったりではないのか?多少とも。
勿論許される事、許されない事の分別は必要だろうが、
単純に相撲を楽しむ人も多いのである。
善意のこのような人は大抵、言葉を発せず、表に出てこない。

それに比べ、わが関西の雄タイガースは永遠不滅のようである。
勿論色々な世間の波に晒され、幾多の苦難の嵐もあっただろうが、
そんな小難しい事を言うより、一時の勢い、調子の良さに憂さを晴らすには、
今が一番いい。ごちゃごちゃ何も言わなくて済むのが先ず何よりだ。

先ず打つわ、打つわである。セというより、球界の盟主を自認する巨人に打ち負けない。
ブラゼル、マートンの外国勢のパワーが半端じゃない。
ブラゼルなどホームラン30本に一番乗りである(セ・パ含めて)。

そして遂に巨人とのゲーム差が0.5となった。7月12日(月)現在である。
7月13日(火)から、甲子園での巨人3連戦。これは大いに盛り上がりそうである。
何といったって関西の地元ファンが黙っちゃいない。

それにしても破竹の勢いの巨人に少し翳りが見える。
不動の4番、ラミネスが今ひとつパットしない事もあるが、矢張りピッチャーだろうか。
野球は矢張りつくづくピッチャーで成り立っていると再認識させられた。
ピッチャとバッター。不動の構図であり、単純明快な構図である。

そしてこの構図に堂々と異議を唱えず、
王道を行くかの様な貫禄さえが今のタイガースにはある。
細かい事を抜きにして、打ってやるぞの気迫がチーム全体に溢れ、
先制点を許しながらも、何の何のの充実感がチームを覆い、
テレビで見ている我々ファンにもその緊迫した緊張感が伝わるのである。

そして打つわ打つわの大興奮を我々に与えてくれた。
勿論最近の試合である。逆転勝ちの多い事。先制点を許しても、
それが逆に次のドラマへの期待を持たせてくれるという事になれば、
これはもう立派な阪神劇場の誕生である。

梅雨の憂さ晴らし。不景気への憂さ晴らし。政治への、相撲界への、
社会のあらゆる不合理への、少しばかりの憂さ晴らしになるのではないかと思うのである。

どこへもぶつけようのない閉塞感が、一般我々庶民を炙り出している。
しかも先行きが混沌とした不安は、日本に止まらず世界に蔓延している。

この梅雨の雨にしてもそうである。日本はいつから熱帯になったのか?
ゲリラ豪雨、爆弾豪雨など熱帯のスコールである。天候異変は世界中に広がっている。
一方水不足による乾燥、砂漠化。食料事情も怪しくなるというものだ。

政治の混迷も最早命運は尽きている。この際、官僚に任せたらいいのではないのか。
官僚が責任を持てば自浄作用?も出てくるかもしれない、と皮肉りたくもなる。
改革、改革の言葉だけで、現実が早々動かしようのないものである事もハッキリした。

せめて一時、阪神の活躍に現実を忘れるしかない。だが油断めさるなと言いたい。
世論と同じく、勝負の世界の好不調の波も、気紛れすぎるからである。
そしてその非難の目にさらされたとき、選手諸君も矢張り滅入って緊張してくる。

ここではあることないこと、物知り顔の評論家が多数輩出して、大いに大義を説く。
立派過ぎませんかと。ちょっと待ってよと。所詮ゲームじゃないの。
選手といえど生身の人間、しかも運動能力に人知れず秀で過ぎた者たちのクラブ遊び。
それを傍観して楽しませてもらっているだけなのに、事あれば言い過ぎる嫌いがある。

誠に政治も経済もスポーツも、人間の集まる所は、
昨今の異常気象のように狂いやすくなっている。
世情の不安を敏感に感じすぎているのだろうか。
この3連戦。間違いなくタイガースは首位に浮上する?かもしれない。


だがだが、求めていた幸せを掴めば、又ぞろそれなりに不安の芽を増長させるのである。
せめて少し、ファンも見守る余裕がほしいですね。
そして余り擬人化することなく、のめりこまないで下さいませ。程々に、ですか。

伏見谷 徳磨

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